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2011年2月27日日曜日

AdWords-週1時間以内でできる、3つのチェックポイント



Google様から私たちビジネスパートナーに、素敵な小冊子(風に上手に折りたたまれたリーフレット?)が送られて来ました。タイトルは「AdWords 収益向上の秘訣  週1時間以下のチェックで収益力アップ」…素敵なタイトルではないですか。

今回はぜひ、この小冊子風リーフレットの内容を皆さんとシェアさせてください。AdWordsを有効に活用するための、勘所が凝縮されています。

というわけで以下、「要点を3分で頼む」という方向けの、要約+注釈です。

チェック1. 売上とコストの関係を確認しよう(毎月1回、約5分)

少なくとも月1回はAdWordsのROI(投資収益率)を、次の方法で確認しましょう。

ROIの計算方法:(売上ー広告費用) ÷ 広告費用
例:(売上20万円ー広告費用5万円) ÷ 広告費用5万円 = 3

この例では広告費用1円あたり3円の収益が得られる事を示しています(一般に、ROIがゼロより大きければ、AdWordsに投資した金額以上の見返りがあると言えます)

注釈1. 当然ですが、計算に用いる売上金額は、AdWordsから発生した売上のみを判別できる様、事前に段取を考えておきましょう。Googleのツールでは「コンバージョントラッキング」が便利です。
また、できれば売上では無く利益をベースに計算するべきで、そのためには各商品の粗利額を知っておく必要があります。

注釈2. コンバージョン1件あたりの売上(利益がベター)が、コンバージョン1件あたりのAdWords費用を上回っているか?を確認した方が、金銭感覚的に広告効果を把握しやすい人もいるかもしれません。このブログの過去のエントリー「CPC広告の投資対効果をどの様に計測していますか?」も参考にどうぞ。


チェック2. キャンペーンを定期的に見直そう(毎週1回、約30分)

ステップ1. 過去1週間の掲載結果を確認

管理画面で、過去7日間の「クリック率(CTR)」「平均掲載順位」「品質スコア」「コンバージョンデータ(コンバージョントラッキンングの導入が必要)」などの主要データを確認します。

ステップ2. キーワードリストの見直し

成果の低いキーワードがあれば、高い成果をあげているキーワードを参考に、より商品を具体的に表したものに変更しましょう。新しいキーワードの追加や、除外キーワード(商品に関連の無い広告の表示をブロックするキーワード)の設定も検討しましょう。

ステップ3. 新しい広告テキストをテスト

広告グループごとに様々な広告テキストを作成してクリック率を比較しましょう。なお、広告テキストにキーワードを挿入すると、そのワードが強調して表示されるので効果的です。

ステップ4. アカウントを適切に構成

新しい広告やキーワードを追加する際は、Webサイトでの商品の分類に合わせてアカウントを構成しましょう。広告グループのテーマを適切な分類に合わせて絞り込むために、キーワードは広告グループ内の他のキーワードや広告テキストと関連したものにします。ちなみに、広告グループに設定するキーワードは、15〜30個が目安です。

ステップ5. ユーザーに適切なリンク先ページを表示

広告をクリックした人が、探している商品をすぐに見つけられるページにしましょう。当然、コンバージョンにつながる可能性が高まります。

注釈3. 広告とランディングページの関連性は、品質スコアにも影響し、広告の掲載位置が決まる要因のひとつとなります。

チェック3. 入札単価と予算の最適化を図ろう(毎週1回、約10分)

ステップ1. 単価設定の調整によりROIを高める

基本原則は、成果の高いキーワードの入札単価を引き上げて、成果の低いキーワードの入札単価を引き下げる事です。成果については、コンバージョンデータを、コンバージョントラッキンングやGoogle Analyticsで確認しましょう。

ステップ2. ROIの高いキャンペーンに予算を多く配分

キャンペーンごとに、トラフィックの量ではなく、収益性の高低を比較しましょう。収益性の高いキャンペーンに予算を多く配分する事で、広告を途切れる事なく掲載して効果を最大化できます。

ステップ3. 最も効果的な時間帯に広告を掲載

一日を通じて最も収益につながりやすいトラフィックが集中する時間帯を見極めましょう。スケジュール設定機能により、キャンペーンの停止・再開時間や、時間帯別の入札単価を調整できます。


要約+注釈は以上です。ところどころ、より具体的な注釈を入れた方がわかりやすいかも?とも思いましたが、次回以降のエントリーで記していく事とします。

先ずは次回、「品質スコア」について書いてみようと思います。

では、またのお越しをお待ちしております <(_ _)>