SEOと言うと、ご存知のように「内部対策」と「外部対策」があります。
後者は非常に重要ですが、自分の力や予算だけでは限界があり、巨大な企業と戦うにはそれなりの難しさに遭遇します。一方前者の「内部対策」は、いわばSEOの必要条件、前提条件とも言うべきもので、これをやらなければお話にならないという代物です。
内部対策にも色々あり、それぞれの有効性をめぐって諸説ありますが、真相はGoogleやYahooの「中の人」のさらに一部の人しか知らないわけで、今回は「とりあえず効くんじゃないかと思う内部対策をひと通り、3分でわかるように頼む!」という人のためにざっと記します。
※とは言え、以下で最初に記している「キーワード選定」はSEOの肝心要の存在、非常に重要なので、近い内にあらためて独立したエントリーにします。
SEO・内部対策 30選
- 対策の対象とする、キーワードを適切に決める。 自分が想定するビジターの気持ちになって、サイトの軸となるキーワードを決めましょう。
- テーマごとにサイトを別にする。 サイトのテーマが明確な方が、検索エンジンが評価しやすくなります。
- URLを変更しない。 URLを変更すると、検索エンジンの評価がリセットされるという恐ろしい仕打ちを受けます。
- トップ以下、各ページの<title>タグの先頭にキーワードを置く。 キーワード+(半角スペース)+サイト名、とすると良いかと。
- <meta description>にもキーワードを含めて、サイトの説明を150文字くらいでわかりやすく書く。 検索結果には、通常は<meta description>の記載内容が表示されます。キーワードの前後の文章が抽出される事にも注意しましょう。
- キーワードを含めたリード文を設けて、キーワードを早めに登場させる。 <body>タグの中で先頭近くにキーワードを置くと有効です。<meta description>のような、短めのリード文を置くと良いでしょう。
- 見出しにキーワードを含める。 例えば<h1>にはページタイトルと同じキーワードを含め(h1では文字サイズが大きすぎてイヤな人は、CSSで調節しましょう)、<h2>以下もキーワードになりそうな語句を含めましょう。
- ナビメニューには、キーワードになりそうな語句を含める。 カテゴリー毎にページが構成されるサイト構造にすると、サイドナビにカテゴリー名が並んで、それぞれが検索クエリに含まれるキーワードになったりします。
- 画像や写真には<alt>タグでキーワードを仕込む。 ナビメニューのカテゴリーと同様、キーワードになりそうな語句を仕込んでおきましょう。
- 複合語で検索されそうなワードは、<meta description>や本文中で近接させる(互いに近くに置く)。 効果があると思います。多分あるんじゃないかな。
- 代名詞よりもキーワードを使う。 せっかくですから、「このサイトでは」とか書くよりも「この(サイト名)では」といった記載にしましょう。
- リンクの表記にも、キーワードを使う。 「詳細はこちら」「TOPへ」よりも「(検索されそうなワード)のページはこちら」「(サイト名の)TOPはこちら」にしてあげた方が、ロボット(クローラー)に親切ですw
- トップページからリンクを張る。 ロボットはトップページを頻繁に巡回します。アピールしたいページへのリンクを配置しましょう。とはいえ、あまりたくさん配置し過ぎると、ひとつひとつのリンクの価値を下げるので、厳選したリンクのみを置きましょう。
- サイトマップを作る。 サイトマップは、リンク集でもあります。サイトマップは、人間にとってもロボットにとっても、ページを巡回するのに便利なのです。
- パンくずナビを使う。 パンくずナビは、人間にとってもロボットにとっても(以下繰り返しw)。
- 関連ページの間で相互にリンクを張る。 自分のサイトの中でも、関連性の高いリンクは高評価につながります。
- フッターもキーワードのリンクとして活用する。 サイトマップやパンくずナビと同様ですね。
- サイト内ではURL表記を統一する。 サイト内にリンクを記述する際「http:/toppage.com/」も「http:/toppage.com/index.html」も同じページに遷移しますが、ロボットは別のリンクとして認識します。これはもったいない。
- キーワードは全テキストの5%程度にする。 キーワードの乱発でスパム認定されてしまっては最悪です。程よい分量がよろしいようで。
- ひとつのページに大量のアフィリエイトリンクを設置しない。 アフィリエイトリンクは、過剰に配置するとサイトのテーマ性が混乱するのか(?)評価が下がると言われています。
- FAQを作る。 みんなが知りたい情報をちりばめたFAQやQ&Aコーナーを設けると、インリンク(被リンク)が増える可能性があります。
- ランキングページを作る。 人は「ランキング」が好きなようです。すぐに順番を付けたがるw。サイトのテーマに沿ったランキングのページを作ってみましょう。
- シンプルなHTMLにする。 ロボットが嫌いなものといえばフレーム、得意ではないものが<table>と30KB以上のHTMLファイル(JavaScriptは別ファイルにしましょう)、無視するものがFlash、JavaScript、画像、動的URLのサイト。
- トップページからの階層を浅くする。 ロボットは深い階層のページを巡回しないようです。3階層まで、せいぜい4階層までにしましょう。
- ページを頻繁に更新する。 頻繁に更新されるページほど、ロボットが巡回する頻度が上がります。ただ、トップページからそのページへリンクが張られている必要があります。
- サイト全体のボリュームを増やす。 これには時間が必要ですが、ページが多いサイトの方が、情報が濃い良質なサイトであると評価されます。
- ブログサービスを利用する場合は「静的URL」「HTML編集可能」を選ぶ。 これまでに述べてきた内容から、そういうことになります。
- 古いページから新しいページにリンクを張る。 古いページは検索エンジンの評価が高いので、ぜひ利用して新しいページへのリンクを設置しましょう。
- 「Yahoo!カテゴリ」にサイトを登録する。 少なくとも、Yahoo!JAPANからの評価は上がるのではないかと...これは内部対策ではないw
- 「Google ウェブマスターツール」にサイトを登録する。 Google に早くサイトを認識して貰うには有効です...おっと、これも内部対策ではないかw
...最後はまるで数合わせのように2件押し込んでしまいましたがw、全体的に楽しんで頂けましたでしょうか。
次回はキーワード選びのあの手この手について書き連ねます、多分。
では、またのお越しをお待ちしております <(_ _)>